Windows Hello 顔認証の設定ができなくなったけど直った
忙しい人のために
CSRのBLEtokenCredentialProviderっていうBluetoothでログオンするためのドライバみたいなやつを無効にしたら直った
事の発端
2月頭、メインPCを長時間起動しておかないといけない用事が終わったのでWindows Updateをしたりセキュリティソフトの再インストールをしたりしたら、Windows Helloの顔認証ができなくなった。
PC環境は以下の通り。
Windowsのバージョン:20H2(ビルド19042.844)
セキュリティソフト:ESET Internet Security 14.0.22.0
カメラ:Intel RealSense SR300
何が起きたか
Windows Helloで顔認証をする設定にしていたのだが「カメラをオンにできませんでした」と言われるようになった。前にもこういうことが時々起きていたが、RealSenseのドライバを再インストールしたら直ったので今回も試したが動くようにならない。Webカメラとしては普通に使えるし、Intel謹製のSDKに付いてくるViewerでは赤外線カメラも機能しているように見える。
とりあえず顔認証の設定をいったん削除して再登録を試そうと思ったら、登録のためにPINを何度入れても一瞬止まったあとPINの入力画面が表示されてしまう。
イベント ビューアーで確認するとCredentialUIBroker.exe・SensorDataService.exe・Microsoft.BioEnrollment_(後略)というのが入れ替わり立ち替わり応答なしになっている。違いがよくわからない。
何をしたか
・最初はESETのウェブカメラアクセス制御が上手くいっていないのだろうかと思ったが、オフにしても症状が変わらないし、そもそもウェブカメラにアクセスしようとする前に応答なしになっているっぽい。
・Microsoft.BioEnrollment_(後略)はAppxパッケージなのでPowerShellから修復を試みたが効果がなかった。
・DISMとSFCを2周したが何も引っかからなかった。
というわけで、そもそもRealSense SR300自体めちゃくちゃ古いし*1サポート終了してるからそろそろ年貢の納め時かと思ったのでしばらく放置していた。
ところが今日Windows Updateを久々に見たらなんかRealSenseのドライバのアップデートが来ていた。リリースノートによると2020年10月にリリースされたらしい。アップデートしたら……動かなかった。
とりあえず動くようになった
改めて「CredentialUIBroker.exe」で検索してみたら、RDPでログインできないというフォーラムの投稿を見つけた。
The problem was from the recent CSR harmony bluetooth driver I installed. The drivers try to add some bluetooth tag authentication which was causing the issue and RDP crashes regardless of a good or bad password.
The simple fix is to head to
C:\Program Files\CSR\CSR Harmony Wireless Software Stack
and change
BLEtokenCredentialProvider.dll
to
BLEtokenCredentialProvider.dll.BAK
And the issue is now fixed for me.
全然意味がわからなかったがとりあえずやってみたら動いた。どうしてかわからないけど動いたのでヨシ!
このMicrosoftのフォーラムの投稿で元ネタとされている別のフォーラムの投稿にはAutorunsを使ってBLEtokenCredentialProviderを無効にしろと書かれている。なんかそっちのほうがよさそうだけど情弱なのでよくわからない。
おわりに
Bluetoothへの影響はどうなんだろうと思って調べたらBluetoothが動かなかったんですが、デスクトップPCにUSBアダプタ*2挿してるだけで全然使ってなかったし買ってすぐの頃から結構不安定だったのでとりあえず見て見ぬふりをしました。今回のこれで動かなくなったのか元から駄目だったのかよくわかりません。なんの参考にもならないクソ記事ですが検証する体力がなかったのでとりあえずメモ書きとして置いておきます。
【告知】百合会会報vol.4が出ました
ご無沙汰しております。久々に新刊のお知らせです。
会報新刊『Liliest vol.4』の予約をBOOTHにて開始します。今回は「書き手/読み手の枠を超えた同人誌制作」を目指す新企画『Con:Festival』も実施。過去最高の読み応えです。
— 東京大学百合愛好会@新刊予約受付中 (@UTokyo_yuri) 2020年10月17日
10/31(土)まで先行価格で頒布いたします。この機会に是非お求めください。
試し読みもできます→ https://t.co/7WEaZNQ6LK pic.twitter.com/TL672Hzpa2
制作がめちゃくちゃ遅延しまくったのですが、ようやく出ました。4冊出たのでここで1区切り、もし5が出るとしたらシーズン2的な感じで装丁とかリニューアルしたいわねって思ってます。そもそも出て2号って感じでゆるやかにサークル終わると思ってた
会報担当の銀糸鳥氏(@yuri_tanuki)が非常に優秀なので、原稿管理とかを丸投げしてしまっています。作業負担は確実に減ってます。本当にありがとうございます。銀糸鳥氏は今回新企画の立ち上げを見事成功させており、今後も老いぼれを超える強い会報担当になってくれると思います。期待しております。彼のブログのリンクもついでに貼っておきますね。
もうひとつ、サークル外ながら入稿直前の校正に辛抱強くお付き合いいただいたおーばーいんふ氏(@studio_mugenen)にも深く感謝します。彼のブログのリンクもついでに貼っておきますね。→ http://studio-mugen-en.kagoyacloud.com/
それはさておき、東大百合愛好会は会員から会費を徴収しないことを規約に掲げており、基本的にカンパなどもないので、次の会報が作れるかは会報が捌けるかにかかっております。10月末までおトクにお求めになれますので、よかったらBOOTHを覗いていってくれよな! そして買ってくれよな!!
会報についての話とかは百合会サイドから許可が出たら記事にするかもしれません。年度内はあと2冊ぐらい作るのですが、デザインセンスのなさがヤバいので早く引退して逃げ切りたいです。
今日はここまでにしときます。それではみなさん、さよならー
【転載】『あの娘にキスと白百合を』 上原愛について
noteに掲載していたものですが、ブログに書くことがないので転載します。何度でも使い回していけ
この文章は、2019年5月刊行の『あの娘にキスと白百合を』完結記念合同誌「あの娘にキスと合同誌を」(発行:清蘭学園高等部保護者会)に「上原さんにも白百合を」として寄稿したものです。noteへの掲載にあたり一部表現を改めています。
台詞の引用元は(巻数・話数・掲載ページ数)の順で文末に示しています。
◆ ◇ ◆
はじめに
「青春群像物語」として数多の魅力的な少女たちの多様な関係を描く本作であるが、「主役」を挙げるとすればやはり“白黒”こと白峰あやかと黒沢ゆりねであることは論を俟たない。
あやかとゆりねの物語は、「相手の存在は自分にとって如何なるものか」「自分の存在は相手にとって如何なるものか」という悩みを軸に展開していく。
自分の希求するものを相手に求めて悩み、自分が相手に抱く気持ちの正体に悩み、自分の存在は相手にとって“特別”と言えるのか悩む。こうして相手と、そして自分と向き合うあやかとゆりねの姿がさながら“ターン制”のごとく視点を変えて描かれていく。この構造は恋愛(しばしば「相手を“特別”と思うこと」と表される)が主題の作品においては王道とも言えるものであるが、本作を歴史に残る傑作たらしめているのは、あやかとゆりねのストーリーラインを貫きながらも、二人を取り巻く少女たちの恋を、各々がひとつの作品として成立するレベルで、しかも作品内で孤立させることなく有機的に関与させて織り込んでいる作者の卓越した腕前であることは間違いない。
瀬尾瑞希が陸上選手としてのキャリアにピリオドを打って二階堂萌と向き合うきっかけはゆりねとの勝負であるし、雪村藍花が青井灰音と共に居続けることを肯定したのは西河いつきである。
“清蘭生徒の鑑”として学園内で多くの交流を持ち、人付き合いにまめなあやかが、自身の悩みと変化に対する手がかりを多くのキャラクターから引き出していくのに対し、他者との交流を拒絶してきたゆりねに影響を及ぼした人物は各々を強調して描かれている。園芸部の面々はもちろんだが、他にも例を挙げたい。
あやかのいとこ・陸上部の瑞希は、ゆりねの獲得を目論む萌によってゆりねと引き合わせられた。ゆりねは自分を“天才”として遠ざけようとする彼女を拒絶するが、
…私は あやかちゃんとは似てないし 勝てるとはやっぱり思えないけど… 黒沢さんを 目標にする!(①・3話・pp.112-113)
と今までの周囲とは異質な反応を見せる瑞希に対して若干ではあるが態度を軟化させる。
世の中にはね 思ってたより いろんな人がいるなって思ったの だから たまになら… 一緒に走るのも いいかもって思ったの(①・4話・p.131)
また、中学時代の同級生であり、ゆりねを誰よりも長く見てきた町田郁は、彼女の成長を肯定して背中を押す大役を担っている。
…町田さん 中学のころと比べてあたし変われてるかな?
うん! すごく変わったと思う!!(⑨・44話・p.123)
しかしながら、物語の最序盤から終幕まで、ゆりねを導き続けたのは、本作の“狂言回し”とでも言うべき役割を果たした上原愛さんであると筆者は確信している。
いささか前置きが長くなりすぎたが、本稿では、ゆりねの変化と成長のフェーズを追いながら、それを支えた上原愛という少女の振る舞いについて検討していく。なお、本稿はゆりねの成長それ自体に主眼を置くものではなく、それゆえにゆりねとあやか、郁、園芸部の面々との関係についての考察は割愛した。そして何より、上原愛というキャラクターの振る舞いを表層的に観察するに留まり、彼女の人間的魅力を十分に言語化するに至っていないのは、ひとえに筆者である私の力量不足である。平にご容赦願いたい。
殻を破る少女
愛の快進撃(?)はすべての始まりである第1話で既に見ることができる。他人との関わりを拒絶して机に突っ伏して寝ているゆりねに対して、愛はこう声を掛ける。
黒沢さーん 土曜のカラオケ よかったら一緒に行こ!(①・1話・p.15)
日下部千春の発言がよく示しているような、遠巻きに見ているクラスメイトの態度とは対照的である。
あれだけ何でもできると ちょっと近寄りがたいっていうか…(①・1話・p.15)
ゆりねは自分と遊びに行っても楽しくないと愛の呼びかけを無視するが、あやかの取りなしによって考えを改めた。最終的なきっかけを与えたのはあやかであるとはいえ、ゆりねが纏っていた“殻”をいとも簡単に破ってみせた愛。他人との距離を縮めることに関しては、万能の“天才”・黒沢ゆりねを凌駕する天賦の才の持ち主ではなかろうか。
なお、先ほどのようにゆりねを敬遠していた千春も、第44話では殻を抜け出て成長したゆりねを表して「変わった」と述べている。ゆりねの変化に対する“クラスメイト”としての感想を代表している貴重な台詞である。
…黒沢さんって 変わったよね
高等部に入ったころはとっつきづらかったけど本当はもう少し親しみやすい人だったのかもって…(⑨・44話・p.122)
愛を与える少女
かくして華麗なる勝利を収めた愛の活躍が次に見られるのは第5話。陸上部に顔を出した帰り、ゆりねは千春と愛に偶然出会う。
手持ち無沙汰な様子のゆりねを愛は半ば強引に誘う。その様子にゆりねは第1話の出来事を思い出し、一緒に行くことを決断した。もちろんゆりねの判断は記憶の中のあやかの姿に影響されたものではあるのだが、相手が愛でなければ躊躇ったのではないだろうかと筆者には思われる。
会話の流れから休みの日の過ごし方を問われたゆりねは、寝て食事をしての繰り返しだと答える。ポジティブな解釈のし難い回答だが、愛は間髪入れず明るくツッコミを入れたのち、天真爛漫に
じゃあ今日ってすっごいレアじゃない? ラッキー!!(①・5話・p.164)
と流石の反応を見せた。そんな愛の態度につられてなのか、柄にもなく
普段はやりたいことも 一緒に遊ぶ人もいないし
寝てるのが一番良い…(①・5話・p.164)
と打ち明けるゆりねに、愛は
じゃああたし 友達一号だ!!(①・5話・p.164)
と喜んでみせた。無粋な例えだが、もし人間関係にタイムアタックがあれば、世界記録が狙えるのではなかろうか?
第5話には、他にもゆりねの物語において見逃せないシーンがある。
目的の買い物を終えておやつタイムに入ったゆりねと愛。徐々に心を開き始めたゆりねに対し、愛は更にもう一歩踏み出してみせる。
ねえねえ おそろいでなんか買お ともだちといえばおそろいよ!(①・5話・p.164)
注意深い読者の方は、「ともだちといえばおそろい」というフレーズでピンとくるだろう。そう、第35話のあやかとゆりねのクリスマスデートに登場する
あたしとおそろい 友だちの証だよ(⑦・35話・p.147)
という台詞には、まさしくこの経験が活きているのである。隙のない演出にただただ感服するほかない。
第5話のラストでは、ゆりねが
ひとりがさみしいこと 思い出してしまったから(①・5話・p.176)
とあやかに語る。“天才”と扱われるゆえの孤独から抜けだそうとしているゆりねの痛みが伝わってくる、重みのある台詞だ。
寄り添う少女
少々時間を進めて、2年になったゆりねと愛の話に移ろう。
“天才”としてのゆりねを追って園芸部に入った中等部の後輩・灰音の何気ない発言に心乱されるゆりね。何でもできるゆえに「好きなもの」がないのではないか、自分は「からっぽのまま生きていくのかも」(⑦・32話・p.41)しれないという恐怖からひとり思い悩む彼女に、愛からピンチを知らせる電話が入る。
大変大変 たいへんなのー! 駅前にいるから早くきてー!!(⑦・32話・p.41)
愛のピンチとは、秋のバーゲンで買い物を堪能しすぎた結果、荷物を一人で持ちきれなくなったというなんとも愛らしいものだった。荷物持ちのお礼に「甘いもの」を奢ると愛がその場を離れたところに、郁が通りかかるが、彼女には連れがいた。ゆりねと郁の中学校での同級生、「■■ちゃん」である。
中学時代、体育のバレーボールの授業。ゆりねとクラスメイトの戦力差を理由に諍いが起きた。バレーボールに思い入れがなく、物怖じしないゆりねの態度に、バレー部だった彼女の怒りが爆発、修復不能な亀裂が生じていたのだった。
精神的な成長、そして「大切にしてきたもの」がないことへの負い目から当時のことを謝罪するゆりねに、「■■ちゃん」はこう言い放つ。
今更何をどうしたって みんな黒沢さんが嫌いだよ 自業自得じゃん(⑦・32話・p.51)
そんなとき、愛がゆりねの手を握って入り込んでくる。持ち前の明るさでその場を収めた愛は、ゆりねに荷物持ちのお礼として飲み物を渡すと、何も問わず歩き始めた。
もちろん偶然に偶然が重なったという考え方もできるが、愛が割り込んできたタイミング、そして明るく振る舞って会話を強制的に終わらせた様子は意図的なものであるように筆者には思われた。また、誰もが当然感じ取るであろう険悪な雰囲気を見ていながら、何が起きたのか問おうとせず、気にする素振りも見せない愛の姿には、ゆりねへの深い思いやりを感じる。
なお、「みんな黒沢さんが嫌いだよ」というあまりにも壮絶なフレーズ、これはもちろん清蘭におけるゆりねの人間関係、そして「みんな白峰さんが好きだよ」(⑤・23話・p.86)を踏まえたものであろう。
おわりに ――与えられた少女――
ここまで本稿で触れていないところにも、愛の天真爛漫で慈愛に溢れる振る舞いはしばしば垣間見られ、また愛に関するゆりねの行動や言及にも見逃せない場面が多数あるのだが、紙幅の都合上今回は泣く泣く割愛させていただく。機会があればどこかで語りたいと強く願っている。
ひとつだけ、最終話のデート中、あやかに対する何気ないゆりねの台詞を引用して締めたい。
上原さんおすすめの映画があるんだー(⑩・50話・p.161)
ここまでお読みいただいた読者の皆様が次回『あのキス』を周回する際に、何らかの新しい視点を提供できていれば幸いである。
◆ ◇ ◆
書いていたときは合同誌自体の編集で手一杯だったので無の境地でしたが、掲載のために読み返していたらよくもこんな駄文を書けたものだと反省しています。反省のためにnoteに置いておきますので、何卒お手柔らかにお願い申し上げます。
◆日頃は東京大学百合愛好会の会報を担当しています。よろしければ公式Twitterをご覧ください。→ https://twitter.com/UTokyo_yuri
【仮公開】OBS-VirtualCamを使ってZoomで画面共有する
はじめに
Zoomの画面共有機能は、PowerPointのスライドなど動きの少ない画面では十分快適に使用できるが、動きの多いビデオには不向きである。本記事ではOBS-VirtualCamを用いて、PCの画面をWebカメラの映像とZoomに認識させることで、より高品質な画面共有を目指す。
なお本記事で紹介する方法はWindows環境でのみ有効である。
※現時点でのこの記事は仮公開です。今後加筆・修正するかもしれません。お気づきの点がありましたらコメントやTwitterでお知らせください。
※(04/10 22:00)仮想オーディオデバイスを使用する際の設定について加筆しました。
注意
本記事は技術検証を目的としており、本記事の内容を参考にし、あるいはしなかったことによる損害について、筆者は責任を負わない。
Zoomはあくまでオンライン会議システムであり、本記事では目的外の使用を推奨するものではない。
画面共有にあたっては、著作権その他の権利侵害のないよう十分に留意すること。
(05/08 追記) 動きの多いビデオの配信は通信量を著しく増加させるので、必要のない場合は利用しないほうがよい。
OBS-VirtualCamとは
OBS(Open Broadcaster Software)はOBS Projectが開発保守しているフリー・オープなストリーミング・レコーディングソフトウェアで、YouTubeやTwitchなどでのゲーム配信に用いられていることで有名。
OBS-VirtualCamはOBSのプラグインで、OBSの映像を(仮想的な)Webカメラが撮影している映像としてZoomに認識させるのに用いる。
必要なソフトウェアのインストール
OBS
https://obsproject.com/ja から最新のOBS Studioをダウンロードしてインストールする。既にインストールされている場合は省略して構わない(OBS ClassicではOBS-VirtualCamは使えないので注意)。
OBS-VirtualCam
OBSのフォーラム https://obsproject.com/forum/resources/obs-virtualcam.539/ からインストーラをダウンロードしてインストールする。途中で「カメラを4つとも登録するか、1つだけ登録するか」を聞かれるが、1つしか使わないのでどちらを選んでもよい。インストール後はPCを再起動したほうがよい。
インストール後にOBSを起動して、「ツール」メニューに「VirtualCam」が表示されていれば準備は完了である。
OBSの使い方
OBSは広く使われている有名なソフトであり、操作方法の解説もネットの至る所に掲載されているため、ここでは説明は省略する。例として下記のサイトを参考にされたい。
ソースの種類は、PCの画面を共有する場合は「ウィンドウキャプチャ」を、動画を共有する場合には「VLCビデオソース」を選択するとよい。
OBS-VirtualCamの使い方
OBSの設定が完了したら、OBSの「ツール」メニューから「VirtualCam」を選択する。
画像の通り、Buffered Framesは0にし、Optionはいずれも選択を解除して、「Start」ボタンをクリックする。
エラーが出て開始できない場合は、OBSやPCを再起動する。
音声
OBS-VirtualCamには仮想マイクは搭載されていないため、音声は別途Zoomに認識させる必要がある。
お手軽:内蔵のステレオミキサーを使う
多くのPCには「ステレオミキサー」という機能が備わっている。これは恐ろしく不正確に説明すると「PCのスピーカーから流れる音声を録音するのに使う」もので、これをマイク代わりにすればPCの音声がそのままZoomに送れるという寸法である。
ステレオミキサーを有効にする方法は下記の外部記事を参考にされたい。
ステレオミキサーが内蔵されていないPCの場合は、さらにこちらの記事も参考にするとよい。
Zoomで流れる音声の大きさを調節すると、PCのスピーカーやヘッドホンから流れる音声も大きくなってしまうので、イヤホンジャックにダミーの端子を挿すか仮想オーディオデバイスを使うとよい。
仮想オーディオケーブルを使う(04/10 22:00 加筆)
本記事では「VB-CABLE」を使う。導入方法など、詳しくは下記の外部記事を参考にされたい。
仮想オーディオデバイスを使う場合、アプリケーションによってオーディオの出力デバイスを変更することで、Zoomに流れてほしくない音声をカットすることができる。
「設定」アプリ(Windowsキー + Xキーを押すと表示されるメニュー、またはスタート メニューから起動する)を開き、「システム」「サウンド」の順にクリックする。
下部にある「アプリの音量とデバイスの設定」をクリックする。
Zoomに音声を流したいアプリケーションの「出力」を仮想オーディオデバイス(ここでは「CABLE Input」)に変更する。
Zoomの設定
Zoomを起動したら、カメラは「OBS-Camera」(もしくはVirtualCamの設定で選択したTarget Cameraと同じ名称のカメラ)、マイクは音声出力に合わせて「ステレオ ミキサー」または仮想オーディオデバイス(ここでは「CABLE Input」)を選択する。その後、「設定」画面を開き、下記の通りに設定を変更する。
ビデオ
「マイビデオ」の設定を下記のようにする。
「HDを有効にする」→オン
「マイビデオをミラーリング」→オフ
「外見を補正する」→オフ
オーディオ
右下の「詳細」ボタンをクリックして、下記のようにする。
「ミーティング内オプションをマイクから"オリジナルサウンドを有効化"に表示」→オン
設定画面を閉じたあと、Zoomのウィンドウ左上に「オリジナル・サウンドをオンにする」という灰色のボタンが表示されるので、クリックする(と青くなる)。
OBS-Cameraが認識されないときは
Zoomのバージョンによっては仮想カメラを認識しないことがあるので、手動で最新のZoomクライアントをインストールする。それでも解決しない場合はOBS・PCを再起動する。